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ナイロビの蜂

ナイロビの蜂
5月14日(日曜日)

ナイロビの蜂地の果てで、やっと君に帰る。
きっかけは妻の死から、たどり着いたのは妻の愛。

すごく泣く映画だとばかり思って見ましたが、感動そのものでした。ただの恋愛ものではなく、もっと深く、そして色々考えさせられるとても良い映画でした。

エリートの夫を持ち、優雅に暮らす事も出来たはずなのに、妻のデッサは生まれつきの「活動家」。
彼女は愛する夫を、心配させたくないと、そして、守るためにすべてを秘密にし、ただ一人で権力に立ち向かい、命を狙われても、決して夫を巻き込むこともなく一人で闘い、命を落としてしまう。
夫は妻の死の真相を独自に調べ始める。そして、たどり着いたのは恐るべき真相と、悲しいほどに深く美しい妻の愛だった。
そして、妻デッサが命を落とした場所、トゥルカナ湖の南端でジャスティンは、「君の秘密が分かったよ。家へ帰るよ、君のもとへ」とデッサのもとに…。

若くて情熱的なデッサ、自分の子供を死産でなくしながらも、「あの少女も薬さえあれば…」と、自分をどんなに犠牲にしても、貧しい人たちを救いたい、という強い思いで突き進む。
大きいお腹をかかえながらも決して救援活動を辞めない。自分の目の前には誰かの助けを求めている貧しい人たち。そんな彼らを使ってある大手製薬会社が新薬の実験をしていることに気付く。しかもその新薬には問題があり、新薬の実験台になった貧しく弱いアフリカの人々はどんどん命を落としてしまう。彼女は独自のレポートを作成し、外務省に密告する。そして、人に裏切られ命を落としたのだ。

そんなデッサとは全く違う人生をあゆんできた、英国外務省一等書記官の夫ジャスティン。
妻のデッサも愛するが、彼の唯一の趣味は、ガーデニング。
The Constant Gardener 誠実な植木屋。
自分の妻が大きいな組織と命かけで闘っているのも知らず、庭の植物たちに水を…。あんまりにも違う二人。
デッサを亡くした後、テッサのパソコンや書類などを押収する警察、デッサが大事に閉まってあった箱には、生まれるはずだった子供の靴下と、「持ち去った物を返してくれ」という同僚サンディからの不思議な内容の手紙。ジャスティンは一瞬、妻デッサとサンディの関係を疑ってしまう。何かがおかしいと気付き、テッサがレポートを渡した大手製薬会社の経営責任者ケニーに会う。ケニーの会話からまた手紙の話が…しかし、その手紙の話はどうやらジャスティンが思う手紙とケニーが思う手紙と違う物らしい。その後、ジャスティンはロンドンに呼び戻され、休暇を言い渡される。
ロンドンにいる、一番信頼できる人物、テッサのいとこで弁護士のハムの力をかり、色んな事実を知り、テッサとハムのメールから、彼女の身の潔白を知るのだった。
テッサが暮らしていた部屋を訪ね、愛に満ちた日々をかみしめるジャスティン。あの時もあの瞬間も、いつだってテッサは自分を愛してくれていた。そんなデッサを一瞬でも疑ってしまった。泣き崩れるジャスティンが立ち上がったとき、もう迷いはなかった。彼はテッサの想いを遂げるため、自分のすべてを投げ捨て危険な世界へと旅立つ。そこで見つけたのは深く美しい妻の愛だった。

デッサはもう少し利口な人だったら命を落とす事などなかったはずなのに…。
だって、アフリカに行きたくて自分からプロポーズもしたんだから…せっかく権力を持つ夫と結婚したんだから、夫の力を借りても良かったのではと思ったりしたんですが、デッサはそんな事を考える前に行動に移してしまう勇気を持ち、真っすぐで芯の強い女性だからきっと周りの人を巻き込んだりすることが出来なかったんだろうと思いました。
とても切なくて、愛に満ちあふれたとてもいい映画だと思いました。
ぜひぜひ、たくさんの人に見て欲しいと思う映画です。
suny * 映画日記 * 11:49 * comments(2) * trackbacks(5)

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コメント

観終わってからじわ〜っと来る良い映画でした。
社会派サスペンスとしても興味深いですが、やはり切ないラブストーリーとして印象的です。
アフリカの大地の果てで、妻の愛を探す冒険映画。
サスペンスとしての謎に迫れば迫るほど、ジャスティンの心が妻の愛を理解して行く様がなんとも皮肉で、ある意味屈折した関係だけど、それ故ラストはなんとも言えない余韻がありました。
あれはもうこの世に帰るべきHOMEが無い事を悟ったが故の、後追い自殺ですよね・・・。
悲しいラストだけど、彼の心はあれで安らぎを得たんでしょうね。


Comment by ノラネコ @ 2006/05/26 11:48 PM
ノラネコさん、TB&コメントありがとうございます。

「ナイロビの蜂」本当に良い映画でした。
サスペンスとも言えるし、ラブストーリとも言えますね。
妻の死に悲しみ、謎を追って行くうちに、妻デッサの深く美しい、夫に対する愛に感動しました。とても素晴らしい女性ですね。
真相を追って行くうちにジャスティン自身も追われる身になり、もう自分がもどる場所は妻のもとだと思ったんでしょうね。もしかしたら、デッサを一瞬でも疑ったこと、妻がやっている活動にたいして見て見ぬふりをしたことを罪だと思ったかもしれません。切なく悲しい結末でしたが、とても美しい映画でした。
Comment by sunny @ 2006/05/28 12:43 AM
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